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  • フロリアン・ダーヴィト・フィッツ ┃ハンネス┃

    1974年、ドイツ、ミュンヘン生まれ。ボストン音楽院で音楽と演劇を学ぶ。卒業後、「ロッキー・ホラー・ショー」の英語演劇グループのメンバーとしてヨーロッパ中をツアーする。
    TVシリーズ「Verdammt verliebt」(02)でミュンヘン映画祭ヤング・ムービー・タレント賞を受賞して注目され、主役を演じた「Kiss Me Kismet」(06)でアドルフ・グリメ賞を獲得する。続く大ヒットTVシリーズ「Doctor’s Diary」(08~09、11)のドクター役で人気を博し、ドイツTV賞にノミネートされる。さらに、ラルフ・ヒュートナー監督の感動的なロードムービー『ヴィンセントは海へ行きたい』(10・未)で、主人公のトゥレット障害に苦しむヴィンセントを演じて大絶賛され、バンビ賞、ドイツ映画賞など数々の栄誉ある賞の最優秀男優賞を総なめにし、ドイツで知らない者のいない、最も成功を収める俳優の一人となる。また、同作では脚本も手掛け、バイエルン映画賞を受賞している。
    最新作は、監督第2作となり、脚本と主演も務める『Der geilste Tag』(16)。

  • ユリア・コーシッツ ┃キキ┃

    1974年、ベルギー、ブリュッセル生まれ。ウィーンのフランツ・シューベルト音楽院で演技を学ぶ。その後、コーブルク劇場とシアター・レーゲンスブルクでアンサンブルのメンバーとなる。2002年以降、フリーの女優として、ミュンヘンのメトロポール・シアターやランツフートのクライネス・シアターなどに出演する。2006年のバイエルン演劇祭でヘンリック・イプセンの「人形の家」の主人公ノラを演じ、演技賞を受賞する。
    バイエルン警察を描いたTVシリーズ「München 7」(04~15)に、警察官役で出演してブレイクを果たす。また、ドクター役を演じた「Doctor’s Diary」(08~09、11)で、フロリアン・ダーヴィト・フィッツと共演している。「Take Good Care of Him」(13)では、ドイツ演技賞、バイエルンTV賞、モンテカルロのゴールデン・ニンフ賞の最優秀女優賞を獲得する。
    映画では、『Shoppen』(06)、『Der Fall des Lemming』(09)、『Der Letzte schöne Herbsttag』(10)などに出演する。

  • ユルゲン・フォーゲル ┃ミヒャエル┃

    1968年、ドイツ、ハンブルク生まれ。ドイツ映画界で最も重要視される俳優の一人。子供の頃からモデルとして活動、15歳で映画界に入る。1992年、ゼーンケ・ヴォルトマン監督の『Little Sharks』でバイエルン賞を受賞し、以来様々な役を演じている。近年では、アドルフ・グリメ賞を受賞したTV映画「RAF/RED ARMY FACTION」(00)、『エーミールと探偵たち』(01)、『バーグラーズ 最後の賭け』(01・未)、マルガレーテ・フォン・トロッタ監督の『ローゼンシュトラッセ』(03・未)、ヴォルフガング・ベッカー監督の『グッバイ、レーニン!』(03)、エルンスト・ルビッチ賞に輝いた『僕の友達』(06)、TV映画「アドベンチャーズ」(07)、ヨーロッパ映画賞にノミネートされた『THE WAVE ウェイヴ』(08)、『生きる源』(13・未)、『ドッペルゲンガー 凍てつく分身』(14・未)などに出演する。
    また、共同原案、共同製作、出演を務めた『The Free Will』(06)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、トライベッカ映画祭とシカゴ映画祭では最優秀男優賞を受賞する。

  • ミリアム・シュタイン ┃ザビーネ┃

    1988年、オーストリア、ウィーン生まれ。11歳の時にピーター・ライヘンバフ監督のTV映画「Das Mädchen aus der Fremde」(99)でデビュー、ドイツTV賞のスポンサーシップ賞を獲得する。その後、チューリッヒ芸術大学で学び、パリのフランス国立高等演劇学校に留学する。
    フィリップ・シュテルツェル監督の『ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』(10)で、ゲーテの恋人のシャルロッテ・ブッフを演じて幅広い観客層にその名を知られ、ニューフェイス賞最優秀新人女優賞を受賞する。その後、アドルフ・グリメ賞を受賞した、ヘルミーネ・フントゥゲボールト監督のTV映画「Neue Vahr Süd」(10)、トミー・ヴィガント監督の『バチカンで逢いましょう』(12)、TVシリーズ「Four Women and a Funeral」(12~15)、バイエルンTV特別賞を受賞し、主人公5人の俳優たちと共にドイツTV賞も受賞したTV映画「ジェネレーション・ウォー」(13)、クリストフ・スクルーイ監督、フォルカー・ブルッフと再び共演した『Das goldene Ufer』(15)などに出演する。

  • フォルカー・ブルッフ ┃フィン┃

    1990年、ドイツ、ミュンヘン生まれ。ウィーンでマックス・ラインハルトのセミナーを受け、演技を学ぶ。TVで小さな役をいくつか演じた後、アラン・グスポーナー監督の『Rose』(05)でドイツTV賞にノミネートされ注目を集める。
    その後、ニコライ・ミュラーション監督、ジョセフ・ファインズ共演の『レッド・バロン』(08)、ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説を映画化した、スティーヴン・ダルドリー監督、ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ共演の『愛を読むひと』(08)、ウーリー・エデル監督の『バーダー・マインホフ 理想の果てに』(08)、『ヒマラヤ 運命の山』(09)、『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』(10)、『トレジャー・ガード ソロモンの指環と伝説の秘宝』(11)、シャルロット・ゲンズブール共演の『詩人、愛の告白』(12・未)、バイエルンTV特別賞を受賞し、主人公5人の俳優たちと共にドイツTV賞も受賞したTV映画「ジェネレーション・ウォー」(13)に出演する。

  • ハンネローレ・エルスナー ┃イレーネ┃

    1942年、ドイツ、ブルクハウゼン生まれ。舞台、映画、TVと幅広く活躍するドイツの国民的女優。オスカー・レーラー監督の『壁のあと』(00・未)で高く評価され、ドイツ映画賞、ドイツ映画批評家協会賞、シカゴ国際映画祭を始めとする数々の最優秀女優賞に輝く。
    その他の主な出演作は、『ベルリンガー』(75)、『パーカー/理由なき誘拐』(84・未)、『ZEROスナイパー』(84)、『マリー・ワード』(85・未)、『オペレーション・デッドエンド』(85・未)など。TV映画「グリム童話・ブレーメンの音楽隊」(09)と「グリム童話・眠れる森の美女」(09)では声の出演をする。
    2009年、ドイツ映画祭で演技賞を受賞。また、社会問題での優れた活動とエイズ財団への関与を称えられて、ドイツ連邦共和国より有功勲章を2度受章する。さらに、2006年のバイエルンTV賞よりライフワークを称える名誉賞、バイエルン有功勲章、バイエルン映画賞の名誉賞、ヘッセン・フィルム&シネマ賞の名誉賞も受賞する。