「私たちは家族や友だちと一緒に生きている。大事な人との繋がりのなかに自分の人生がある」ということが、本当に良く描かれていて、とても感動しました。多くの人に観ていただき、自分にとっての“グッドライフ”とは何かを、大切な人と話し合ってほしいです。
会田薫子さん(東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター上廣講座 特任准教授)
溢れかえる情報の中で、時には生き方さえも模倣している日本人。しかし人生で大切なのはどう生きるかを自ら選ぶことだ。その真実を、まさに「命」をもって描いた力作だ!
伊藤隼也さん(医療ジャーナリスト/写真家)
「尊厳死」という深刻なテーマを正面から描きつつも、最後には温かい気分に浸れる作品。
美しいヨーロッパの風景と心に染みる音楽が、柔らかに主人公と仲間たちを包み込むのも、また心地好い。
おおたわ史絵さん(内科医/作家)
最初から最後まで泣き通し……。キキは当時の私でした。でも、大丈夫。愛する人の「生き方」を支えられたら自分も変わる。もらった“グッドライフ”はその後もずっと続いていきます。
金子稚子さん(終活ジャーナリスト/故 流通ジャーナリスト・金子哲雄夫人)
誰もが知らない人生の結末。
だからこそ日々の喜怒哀楽を屈託なく受け入れられる。
自分で幕を引くのは想像を絶する決断。
残されていく人々の想い。
愛する人に抱かれて死ぬのもありかな?!と、ふと頭を過った瞬間。
あら?!また涙が…。
萬田久子さん(女優)
死なない人はいない。
死はかなしくて、恐ろしくて、怖い。
でも、死があるから
生きる喜び、幸せがある。そして、愛が死をのりこえさせてくれる。
それを、ほんとうに美しい風景と音楽をバックに観せてくれた映画だった。
登場人物8人、妻、親、兄弟、友人、他人、そして、本人
この映画を観る一人一人の方にきっとあてはまります。
自分だったら…そう考えさせられる素晴らしい映画です。
宮西達也さん(絵本作家)
医療だけでは人生の終わりを彩ることはできない。
愛する人や仲間とどれだけ「尊厳ある死」を分かち合えるかが、幸せな最期の鍵となるのだろう。
森田豊さん(医師/医療ジャーナリスト)
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